住宅版エコポイントの認知度は32%、アイシェア調べ

 住宅版エコポイントを知っている人は32%――。ハウスメーカーの中央住宅戸建分譲事業部(本社・越谷市)とインターネットマーケティング会社のアイシェア(本社・渋谷区)は、共同実施した「住宅版エコポイントに関する意識調査」の結果を公開した。家電エコポイント(66%)やエコカー補助金(80%)と比べ、住宅版エコポイントの認知度は低かった。

 調査は、アイシェアが提供するメール転送サービスの会員の20代から40代の男女を対象に、2010年2月5日〜10日に実施した。有効回答数は1049。住宅版エコポイントや家電エコポイントなどのエコ制度に関する認知度のほか、住宅版エコポイントの利用意向、メリットなどを聞いている。

 住宅版エコポイントの認知度を年代別にみると、20代が22%、30代が38%、40代が37%と、20代の認知度が低かった。住宅版エコポイント制度の説明をしたうえで利用意向を聞いた設問では、70%が「利用したい」と回答し、住宅版エコポイントの最も大きなメリットとしては、「光熱費の節約になる」(37%)、「新築、リフォーム費用の援助になる」(28%)と考える人が多かった。

 また、住宅版エコポイントの利用条件を調べるのは面倒だと思うかと聞いた設問に対しては、程度の差はあるものの、92%の人が面倒と回答し、ポイント発行条件の分かりにくさが浮き彫りになった。

風力発電機を分譲マンションに導入、野村不動産


野村不動産は、風力発電機を導入した分譲マンション「プラウド新浦安パームコート」(千葉県浦安市)のモデルルームをオープンした。3基を導入し、発電した電力をマンション共用部の一部に利用する。平均風速が1秒あたり4m吹いた場合、3基で年間約1800kWh発電できるという。風力発電機の導入は、同社では初めて。