月別アーカイブ: 2008年2月

■ キッチンをプランニングするにあたって


キッチンでは多くの音が発生します。
換気扇や冷蔵庫、食器洗い乾燥機の運転音、水はね音、
鍋や食器のぶつかる音、材料を切ったり炒めたりといった調理作業による音などなど・・・。

もちろん換気扇や電気製品からの発生音については、各メーカーとも従来品より静かなタイプの製品を開発しています。
しかし調理作業の音を小さくすることは難しいと思います。
オープンキッチンの場合、LD(リビングダイニング)に対面しているプランが多い昨今
稀に会話やテレビの音が聞こえないといった不満の声が上がる時があります。
又、普段は家族だけのスペースですが、急な来客があった場合などに備えていつもきれいにしておかなければなりません。

このように、いろいろな要素があるということをお施主様にお伝えした上で
納得してご購入していただくということが大事なことだと思います。

■ 高齢化社会に対しての提案 〜便利な物って皆に便利?〜


人にはそれぞれ使い慣れたものがあります。
これを新しい物に変えるには相当の覚悟がいります。

例えば携帯電話。
新しい機種はいろんな機能がついていて、とても便利な感じがします。
しかしそれは万人に対してそうでしょうか?
機種が変われば使い方が変わり、また使いこなせない機能もたくさん出てきます。
キッチンに例えると、今まで使用してきたガスコンロをIHコンロに 取り替えるとします。確かに便利な機能が沢山あります。
すぐに順応できる人であれば別段問題ないのですが、そうでない方にとっては便利と感じることはできないでしょう。

安全で使いやすい加熱器と思えるものも人それぞれ。
長年にわたり使いこなしてきた炎が見えて手をかざせば熱さがわかるガスコンロが一番安全だと思われる
ご年配の方もいらっしゃいます。

このようにお客様への新しい商品のご提案には十分な配慮が必要になってきます。
その他にも、キッチンの高さや天袋の大きさなど、使い勝手に影響してくる問題が
沢山あります。お客様をショールームにお連れして、実際に機器を見て触っていただき
お客様にあった商品をご提案することなどで顧客満足度をあげていくことが重要になっていくと思います。

その一助となれますよう社員一同努力いたしますのでお気軽にお声がけください。