月別アーカイブ: 2010年3月

太陽熱が示すガラパゴス化の危機


日本における再生可能エネルギーの代表格と言えば、太陽光だ。シャープや三洋電機が最先端の太陽電池の開発を強化し、発電効率などの技術は世界最高レベルにある。その裏側で、同じ太陽光をエネルギー源にした別の発電方式が、じわじわと存在感を高めている。それが太陽熱発電である。
日本では、政府が太陽光発電の導入量を2020年頃に現状の20倍程度にする目標を掲げ、補助金や電力の固定価格での買い取りといった制度を創設した。こうした状況だけを見ていると、太陽光発電こそが再生可能エネルギーの本命であるかのように見えてしまう。だが、実際は新興国を中心に太陽熱発電が脚光を浴び、本命視されはじめているのだ。 詳しくはここから

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100305/213210/

日経ビジネスオンラインより

防水シートと太陽電池が合体!建物丸ごと発電装置に


 2010年4月から、改正省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律の一部を改正する法律)が施行されます。年間エネルギー消費量が原油換算で1500klを超える企業は、「特定事業者」の指定を受け、企業全体で中長期的に年1%以上のエネルギー消費量削減努力が義務づけられます。

 コンビニエンスストアなども、チェーン店舗全体のエネルギー消費量が1500klを超えると規制の対象となるので、エネルギー消費量を削減するために太陽光発電を導入する企業が増えるでしょう。

 しかし、屋根の強度に余裕がないときは、大がかりな構造補強工事が必要になる場合もあり、太陽光発電装置以外の投資に頭を悩ませる場面もありそうですね。

 そんな企業にとって、ありがたい製品が4月に三菱化学から発売されることになりました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、 屋根用の
 
防水シートと一体化
 
した、太陽電池なのです。

 この新製品は、「ジオアシートPV」というもので、アモルファスシリコン型薄膜太陽電池と樹脂製の屋根用防水シートを合体させたものです。根などの防水改修工事を行うついでに、太陽電池を設置することができます。

 強みは重量が1m2当たり約3kgと軽量なこと。広い屋根へ設置するときも大掛かりな構造補強工事がいりません。また、柔軟に曲がるので曲面や凹凸のある屋根にも設置しやすいのが特徴です。 これまで、太陽電池の設置は、大手の住宅メーカーや電機メーカーが行うことが普通でした。同社では「防水シート」という製品カテゴリーの特色を生かして、さらに防水工事やメンテナンス、リフォーム専門業もディーラー網に組み込み、きめ細かな販売を展開していきます。

ケンプラッツより

住宅版エコポイントの認知度は32%、アイシェア調べ

 住宅版エコポイントを知っている人は32%――。ハウスメーカーの中央住宅戸建分譲事業部(本社・越谷市)とインターネットマーケティング会社のアイシェア(本社・渋谷区)は、共同実施した「住宅版エコポイントに関する意識調査」の結果を公開した。家電エコポイント(66%)やエコカー補助金(80%)と比べ、住宅版エコポイントの認知度は低かった。

 調査は、アイシェアが提供するメール転送サービスの会員の20代から40代の男女を対象に、2010年2月5日〜10日に実施した。有効回答数は1049。住宅版エコポイントや家電エコポイントなどのエコ制度に関する認知度のほか、住宅版エコポイントの利用意向、メリットなどを聞いている。

 住宅版エコポイントの認知度を年代別にみると、20代が22%、30代が38%、40代が37%と、20代の認知度が低かった。住宅版エコポイント制度の説明をしたうえで利用意向を聞いた設問では、70%が「利用したい」と回答し、住宅版エコポイントの最も大きなメリットとしては、「光熱費の節約になる」(37%)、「新築、リフォーム費用の援助になる」(28%)と考える人が多かった。

 また、住宅版エコポイントの利用条件を調べるのは面倒だと思うかと聞いた設問に対しては、程度の差はあるものの、92%の人が面倒と回答し、ポイント発行条件の分かりにくさが浮き彫りになった。

風力発電機を分譲マンションに導入、野村不動産


野村不動産は、風力発電機を導入した分譲マンション「プラウド新浦安パームコート」(千葉県浦安市)のモデルルームをオープンした。3基を導入し、発電した電力をマンション共用部の一部に利用する。平均風速が1秒あたり4m吹いた場合、3基で年間約1800kWh発電できるという。風力発電機の導入は、同社では初めて。