アメリカカンザイシロアリ

アメリカカンザイシロアリ
とはその名が示すように、アメリカなどの海外から輸入
された家具と共に、海を越えてやって来たシロアリです。

東京をはじめ、横浜、神戸などの港湾都市を中心に被害が報告されています。


役割分担に応じて体長が異なっていて、羽アリの場合
には6〜8mm程度ですが、兵隊アリは他の仲間よりもやや大きめで8〜11mm
あります。
体色は白ではなく、赤褐色か黒褐色をしています。

水分の供給なく天井や梁等を加害。天井付近や梁や柱材等にあけられた直径5mm程度の
穴から排出される顆粒状の糞が加害発見の目安となります。


元来、太平洋の沿岸地域に生息していた、有名な乾材害虫なのですが、日本に輸入される
家具や荷造材など一緒に持ち込まれてしまいました。
それが、家屋の乾材へと広がってしまい、
現在では家を立て直さなければならないほどの被害をもたらします。

アメリカカンザイシロアリによる被害を今はまだ完全に防ぐ事はできません。
新築時にすべての木材の表面に薬剤を散布すれば、ある程度の効果が見込める
かもしれませんが、効果は有限です。
又仮に大量に薬剤散布すると、虫には効果が出るかも知れませんが、シックハウス
など別の問題も出てきますので、あまりお勧めはできませんし、完全に防げる保証はありません。
ホウ酸処理ですといわゆる薬剤よりは安全性の点では良いかもしれません。
アメリカなどでは実績もあるといわれています。

又何かわかりましたらご報告致します。

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