パナソニックがまだ松下電器産業だった頃、口さが無い人たちはよく「マネシタデンキ」と揶揄したそうです。2番煎じで儲けているという事でしたが、それはお門違いだと岡藤さんはおっしゃいます。
そもそも松下電器は二股ソケットで電気の明かりを普及させ、数々の電化製品を開発する事で日本人の暮らしを改善してくれた。優れた製品を水の様に安く提供する事が産業人の使命だと説いた松下幸之助さんの「水道哲学」が曲解されたのかもしれないが、消費者の声に耳を傾けて望まれる商品を提供していくことは商売の基本中の基本だ。
近年の日本企業は、この基本を忘れてはいまいか。「良いモノを作れば良い」というモノ作りの美学が行きすぎていないだろうか?大切なのはお客さんである。その声に耳を傾ける「マーケット・イン」の発想を、日本企業は失っていないか。
ファーウェイはひと昔、製品は3流、販売は2流と言われたそうだがサービスは1流だったという。ここに成功のヒントがあるという。
聞けば、創業者の任正非さんは日本企業の小型化技術や品質管理を徹底して研究したのだそうです。それだけでなく、アフターサービスを徹底させて顧客の要望を取り入れ、3流と言われた商品をどんどん進化させたそうです。これをマネというかマーケット・インの発送というか。
新興企業と侮るなかれ。学ぶことは多いはずだ。
ざっとこんな感じのコラムでした。心に刺さりました。自分たちは自分たちが考えるお客様の為になっていると思っているサービスをしていましたが、果たしてそれが本当にお客様にとって必要でありがたいことなのか?もしくはもっとこうして欲しいという要望はないか。
考えのベースを知らず知らずのうちに自社の都合で考えてしまっていないか?
私たち箕面岩井木材の考えるサービスは色々ありますが、根本は配送です。ジャストオンタイム、必要な時に必要な商品を!を目指して努力していますが、これを突き詰めていく事が果たしてお客様にとって究極なのか?もちろん金額的な部分は当然とした上で。
提案も力を入れている事柄の一つですが、各工務店様に満遍なくメーカーの新商品をPRする形になってしまっています。これをより突き詰めて、工務店様事にアッセンブルして、これはこの工務店様に合いそうだなとか、リフォーム屋さんと建売屋さん、注文住宅屋さんなどそれぞれのカラーに対してのご提案をしていく事が今後の私たちの課題です。
少数でやってるので、中々細かいところに手が届きにくい部分もありますがそこは社員全員力を合わせて頑張って行こうと思います!。