高級ブランドを展開するフランスのエルメス・インターナショナルが30日発表した4-6月(第2四半期)決算は、売上高が2倍余りに増加し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を回復した。
4-6月売上高は為替変動を除いたベースで127%増となり、アナリスト予想を上回るとともに、2019年同期を33%上回った。皮革製品と既製服の販売好調が寄与した。
地域別で見ると、観光客による売り上げが中心のフランスを除き、全ての地域で売上高は19年の水準を回復。26日に4-6月期決算を発表した同業のLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンもファッション・皮革製品部門の売上高が実質ベースで19年4-6月に比べ40%増となるなど好調だった。
部門別では、4月に投入したスポーティーな紳士用腕時計「エルメスH08」(5700ドル=約62万5000円)の寄与もあり、腕時計部門の売上高が151%伸びた。
1-6月の継続事業ベースの営業利益は3倍超の17億2000万ユーロ(約2240億円)と、アナリスト予想の14億5000万ユーロを上回った。
世界中のお金を持った人達が旅行に行けない、気軽に食事に行けないなどの鬱憤を色んな形で発散するのか分かりませんが、高級品がよく売れているそうです。車なども高級車の売り上げが順調で、コロナ前の数字を上回るところも多いそうです。建築に関しても、新築はウッドショックのせいで中々厳しいですが、リフォームは中高級品が好調でキッチンやユニットバスなども各メーカーの上位機種が売れています。
弊社もお客様のニーズをしっかりと掴み、この波に乗って行きたいと思います。