住宅用温水洗浄トイレ、受注停止や納期延長=ベトナムのロックダウン・受注急増で

ベトナムの新型コロナウイルス感染拡大が日本国内で販売される住宅用の温水洗浄便座一体型トイレと温水洗浄便座の供給に影響を与えている。

2日にTOTO(福岡県北九州市、清田徳明社長)がホームページで「弊社商品 生産遅れのお詫びとご案内」を掲載し、ウォシュレット一体形便器とウォシュレットシートタイプの主力商品群で納期が通常より伸びていることを告知したことに続き(9日付4面「TOTO 調達に支障で納期遅延」で既報)、6日にパナソニック(大阪府門真市、楠見雄規社長)がホームページで「新商品発売延期とDL―PPTK20受注ストップのご連絡とお詫び」を載せ、特定の温水洗浄便座商品の新規受注一時停止と温水洗浄便座新商品の発売時期延期を表明。7日にはLIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)がホームページで「弊社トイレ商品納期に関するお知らせ」を公開、シャワートイレ一体型とシャワートイレシートタイプの全商品で納期が通常より遅延していることを明らかにした。

理由はTOTOとパナソニックがベトナムのロックダウンにより部品調達に支障を来したためで、LIXILはTOTOからの代替受注と推測される受注が急激に寄せられ通常の態勢で対応できる量をオバーフローしたことによる。

温水洗浄便座一体型トイレが新築戸建住宅に対する取り付けやリノベーション施工で必要な住宅事業者は、手持ち案件の納期確認が必須といえる。

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