郵便物の配送などに軽貨物自動車を使う郵便局に国土交通省が監査を行い、東京や大阪などの100局以上で、運転手への点呼の実施が不適切だったことがわかった。国交省は貨物自動車運送事業法違反に当たると判断し、車両の使用停止処分を科す方針を固めた。
物流は動脈と同じです。私たちが取り扱う材木や新建材なども陸送で入ってきます。今の時点で2024年問題に端を発するドライバー不足で納期遅延が少なからず発生しています。弊社がいくら体制を整えていても、運ぶ木材や新建材が入って来なければどうすることもできません。現場では手待ちとなり、私達も時間が読めず苦労しています。
勿論、違法な事が行われてはいけませんが、どんどん物流という血の流れが悪くなってしまってるのは体感しています。いずれロボットや無人配達に変わるなどと言われていますが、その時代はいつ来るのでしょうか?又果たしてそれは適切な配送が行われるのでしょうか?
弊社でも宅配ボックスの拡販を進めていますが、コロナ以降なんでも宅配に頼むような流れができてしまってるように感じます(ウーバーイーツ等)
かくいう私自身もAmazonを使いますし、メルカリ等も利用してます。店に買いに行く時間を減らして楽に物が手に入る事を覚えてしまった為、どうしてもそのようなサービスを使いがちです。勿論決して悪い事ではないですが、その陰で宅配業者の皆様にお願いしていることをどれくらい意識してるかと考えると、そこまで気にしていないように思います。
少子化が確実な中、いずれは人が運ぶというのが不可能になってくるかもしれません。しかし 日本郵便は郵便物の収集、配達を全国一律で行う事が求められる法律があり、不採算である過疎地域でも必ず郵便配送の体制を保持する必要があります。
こういったインフラはやはり国が運営して、しっかりと保護する必要があるのではないでしょうか?社会インフラの民営化は一見よさげですが、デメリットもおおいにある事を認識しておかなければいけませんね。